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窓ガラスにはどんな種類が?それぞれの特徴や選ぶポイント

2020.06.10

安田 佳史

道央支店 安田 佳史


こんにちは。イワクラホーム道央支店の安田です。

 

住宅に使用される窓には、窓の場所や目的によって様々なガラスの種類があることをご存知ですか?

 

今回はそんな窓ガラスの種類について解説したいと思います!

窓ガラスの種類ごとの特徴やメリット・デメリット、窓ガラスの選び方などをご紹介しますね。

3枚並んだ窓ガラス

 

 

窓ガラスの種類はさまざま! まずは種類ごとの特徴を知ろう

窓ガラスにはさまざまな種類があり、窓の場所や役割によって使い分けられています。

まずは窓ガラスにはどんな種類があるのか、大まかな種類をご紹介します。

 

フロートガラス

もっとも一般的な透明の窓ガラスです。

窓ガラスといわれて最初に思い浮かぶのが、このフロートガラスではないでしょうか。

採光性や透視性が良くスタンダードな窓ガラスのため、各会社にも在庫がたくさんあって交換もスムーズ。

後でご紹介する他のガラスと比べて価格が安いのもメリットです。

 

型板ガラス

型板ガラスの比較

片面に型模様をつけた型板ガラス。

透明ガラスとほぼ変わらない可視光透過率で、光を遠しながらかすみ柄の凹凸が光を乱反射することで、視線を遮ることが可能です。

住宅では、脱衣室やトイレなど外からの視線が気になる箇所の窓によく使われています。

 

フロストガラス

フロストガラスの比較

ガラスの表面をサンドブラストし、さらに化学処理をほどこし、きめ細やかな肌に仕上げたガラスです。

爽やかな淡い光を拡散しながら、視線を遮ります。また、優れた意匠性で空間に上質な印象をもたらしてくれます。

型ガラスよりも目隠し効果はアップしますが、価格もフロストガラスの方がアップします。

ご予算に合わせてお使いになることをおすすめします。

 

網入りガラス

網入りガラス

ガラスの中にワイヤーを入れて、防火・耐火性を高めたガラスです。

都市計画法で防火地域、準防火地域に指定されている地域の建物に用いられます。

火災などによる加熱に一定時間以上耐え、ガラスが割れてしまった際もガラス破片がワイヤーに引っかかって残るため、火の侵入を防ぐ効果があります。

 

強化ガラス

板ガラスを加熱加工し、ガラス表面に空気の圧縮層を持たせて強度を高めたガラスです。

通常の板ガラスの3~5倍の衝撃や荷重、風圧などに耐えられ、耐熱性も数倍です。

万が一割れてしまった場合も、ガラスの破片はバラバラの細かい粒状になり通常のガラスよりも怪我をしにくいと言われています。

学校や商業施設、ビルなど人が多く集まる場所の窓ガラスによく使われています。

 

ペアガラス(複層ガラス)

ペアガラス(複層ガラス)

2枚のガラスを組み合わせ、間に空気やガスの層を作ることによって防音や断熱、防犯効果を持たせたガラスです。

空気の層を挟んだ防音ガラス、断熱ガラス、特殊フィルムを挟んで割れにくくした防犯ガラスのほか、特殊な金属膜を挟んで遮熱、耐熱性を高めたLow-E複層ガラス、ガラスとガラスの間を真空層にして遮熱、耐熱性を高めた真空ガラスなどがあります。

 

北海道の住宅では、断熱性能を高めたLow-E複層ガラスを用いる住宅が多く、更に断熱性能を高めているトリプルガラスの採用も増えてきています。

 

Low-E複層ガラスはガラスの色によって特徴が異なるので、使用する部位に合わせて選ぶようにしましょう。

 

・クリア 断熱と日射熱のダブル効果で、冬をより暖かくしてくれます

クリアタイプのペアガラス

室内側のガラスに無色透明の特殊金属膜をコーティングすることで、優れた耐久性能と日射取得率の両立を実現。

透明度が高いので採光性にも優れています。

陽当たりがあまりよくないなど、明るさを確保したい部屋におすすめです。

 

・グリーン 冬は暖房熱を逃がさず、夏は日射熱をカット

グリーンタイプのペアガラス

優れた断熱効果を発揮しながら、Low-E膜を室内側に配置することにより、夏の日射しを適度にカットします。

夏に頻繁に冷房を使用する部屋などにおすすめです。

 

・ブロンズ 光を反射して室内がみえにくい色です。

ブロンズタイプのペアガラス

わずかにブロンズに着色した特殊金属膜を室内側のガラスにコーティング。

光をよく反射するので、室内がみえにくい。と人気の色です。

その分、可視光透過率はクリアに比べると15%低下するので、光を沢山取り入れたい場合には、クリアを選ぶといいでしょう。

 

格子入り複層ガラス

格子入り複層ガラス

ガラスの間に樹脂製格子を挟み込んだ複層ガラスで、家のデザイン性を高めてくれます。

格子部分はガラスに触れないのでお手入れは不要。窓ふきも簡単です。

 

 

窓ガラスとサッシの種類との組み合わせも考えよう

窓ガラスとサッシ

窓ガラスの機能をしっかり活躍させるには、窓ガラスだけではなくサッシの種類も大切です。

サッシとは窓ガラスがはまっている枠の部分。

窓は窓ガラスとサッシで構成されていますので、それぞれの種類と組み合わせを考えることも重要です。

 

サッシはその素材によって種類が異なります。代表的なサッシの種類を4つご紹介しますね。

 

樹脂サッシ

樹脂サッシ

窓のフレームが樹脂(塩化ビニル樹脂)でできているサッシです。

気密性が高く、熱伝導率が低いため断熱性に優れ、複層ガラスとの組み合わせで高い断熱効果を得ることができ、北海道では90%の住宅で採用されているサッシです。

 

イワクラホームで採用しているサッシもこちらの樹脂サッシです。

 

アルミサッシ

アルミサッシ

アルミ素材のサッシです。

軽量で扱いやすいながらも強度があり、耐候性や防火性に優れています。

 

サビや腐食の可能性が低い素材ですが、熱が伝わりやすいので断熱性に劣り、外気と室内との寒暖差から結露を発生させてしまう可能性があり、日頃の掃除やメンテナンスが大切になります。

外観色と内観色が同色なので、モダンな室内空間を作り出すことができます。

 

木製サッシ

木製サッシ

木の質感や風合いが魅力的な木製サッシ。

アルミや樹脂と比べると耐久性はやや劣り、腐食の可能性も否めません。

さまざまな素材や加工、塗装などを駆使し、劣化や腐食などのデメリットを克服する工夫がなされています。

 

複合サッシ

複合サッシ

複数の素材を組み合わせて作られたサッシです。

例えば室外側には耐久性の高いアルミを、室内側には断熱性の高い樹脂やデザイン性に優れる木を使うなど、それぞれのメリットを生かした商品があり、最近は内観色がブラックで意匠性を高めている商品も登場しています。

 

最近は断熱性能の高いサッシ商品も増えてきており、断熱性能の高いトリプルガラスと組み合わせることで、さらに性能アップさせています。

 

特に寒さの厳しい北海道では、冷気が入りやすい窓は暖かな家を保つために重要な部分なので、トリプルサッシの採用はお勧めです。

 

 

まとめ

窓ガラスにはたくさんの種類があり、特徴やメリット、デメリットなどもさまざまです。

建物のどんな場所に使うか、どんな役割や機能が必要かによって選ぶようにしましょう。

断熱性能を高めたい場合には、トリプルガラスの樹脂サッシの採用をお勧めします。

 

また、窓は窓ガラスとサッシの組み合わせで構成されています。

サッシの種類によっても機能や特徴が異なりますので、窓を選ぶ際には窓ガラスと同時にサッシの種類も考えるようにすると良いですね。

 

イワクラホームの家づくりもぜひご参考ください!

 

この記事を書いた人

安田 佳史

安田 佳史

住宅事業部道央支店。業界経験年数25年以上。
宅地建物取引士。
これまでの経験を活かし、不動産賃貸・売買、住宅ローン、注文住宅新築と
フルサポートでお客様のお住まい探しの御手伝いをさせて頂きますので、
どうぞ安心して何でもお任せ下さいませ!!

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