注文住宅の優先順位はどう決める?検討したいポイントやコツをご紹介!
こんにちは。イワクラホーム道央支店の安田です。
注文住宅で家を建てる際は、「こんなデザインにしたい」「間取りをこんな風にしたい」などと、夢が膨らみますよね。
しかし、予算との兼ね合いもあり、全ての理想を叶えるのはなかなか難しいのが現実です。
そこで今回は、注文住宅を建てる際のポイントや、妥協するポイントなど優先順位のつけ方についてご紹介します。
注文住宅の優先順位のつけ方を知って、理想の家を手に入れましょう!
注文住宅は優先順位が大事!まずは予算の確認から
注文住宅を建てる際、間取りや設備など考えなくてはいけないことがたくさんありますが、何よりも大切なのは、まず予算の確認です。
予算を超えて住宅は建てられませんし、予算ぎりぎりだとその後の生活が苦しくなり、夢のマイホームを持っても、生活を楽しめなくなる可能性があります。
理想を叶える家にするために、決めるべきことの優先順位についてご説明いたします。
決めるべき優先順位は予算>土地>建物
注文住宅は決めなくてはならない内容が多いので、優先順位をつけて決めていくことが大切。
優先順位を、予算>土地>建物としておくと、最終的に予算が合わなくなるのを防げます。
①予算を決める
最初に資金の枠組みを決めておくと、後からの大幅な変更を回避できます。
②土地を決める
土地によって建てられる家も決まってくるので、建物よりも先に明確にしておくと良いでしょう。
③建物について決める
予算・土地が決まっているので、取捨選択がしやすくなっているでしょう。
予算の決め方のポイント
注文住宅の予算とは、自己資金に住宅ローンの融資額を加えた金額になります。
まずは自己資金として、自分たちの手持ちの資金、あるいは親からの援助などで出せる金額を明確にしましょう。
次に住宅ローンとして借り入れができる金額・毎月の返済額の把握です。
住宅ローンの借入金額は、現在の年収と返済期間を元に計算されます。
注意点として住宅ローンの借入可能額は、あくまでも借り入れができる限度額です。
審査に通ったからといって安定して返済できる金額ではないので、注意してください。
住宅ローンの年間の返済金額は、一般的に年収の25%以内が返済に無理のない金額だとされています。
全体の予算を把握したら予算配分を考えますが、土地・建物の他に忘れてはいけないのが諸経費です。
諸経費は、住宅ローンの手数料や登記費用・保険料などが含まれます。
住宅購入価格の5%〜10%ほどを諸経費の目安として考えておきましょう。
注文住宅の土地や建物の優先順位をつける際の検討ポイント
予算が決まったら、土地・建物の順で検討していきましょう。
さまざまな希望や条件があると思いますので、予算枠で納めるために優先順位のつけ方についてお伝えしていきます。
【土地】において検討するべきポイント
一度土地を購入してそこに家を建てると、気に入らない土地だったからといっても、気軽に買い替えはできません。
理想の地に住むために、検討すべき条件を洗い出し、その条件に優先順位をつけていきましょう。
エリア選びで重要なポイント
子どもの有無や実家に近いほうが良いなど、個々の家庭の事情で優先順位は変わってきますが、一般的には下記の5つのポイントを重視すると良いでしょう。
- 1.交通の利便性
- 2.周辺施設の利便性
- 3.教育施設や子育て環境
- 4.治安・土地の安全性
- 5.将来的な環境の変化
また、「大きな公園の近くが良い」など特別なポイントがあれば、それらを重要ポイントとして設定しておくと、早い段階でエリアを絞り込めますよ。
立地・環境条件で重要なポイント
エリア以外にもチェックするポイントは以下の3つです。
- 1.土地の形
- 2.方角
- 3.地盤の状態
土地は正方形や長方形だと一般的に無駄なスペースがなく、家が建てやすいとされています。
変形地の場合は価格が抑えられますが、その分建築のデザインが限られたり、デザインに工夫が必要になることで費用がますこともあるため、事前に相談しましょう。
土地の方角は、日当たりの良い場所にリビングやベランダを設置するなど、部屋の間取りに影響を与えます。
リビングの広い窓はどの方角になりそうかなど、確認しておきましょう。
また、長く住むためには地盤も重要です。
ハザードマップや役所の窓口で、災害リスクを確認しましょう。
【建物】において検討するべきポイント
予算を立て土地を決めると、建物にかけられる資金の目安ができます。
建物に関して優先するべきポイントは次の通りです。
間取り
家の間取りは、住みやすさや使いやすさを左右する重要なポイントです。
生活や家事がしやすい導線にすること、収納物にあった収納設備・スペースを考えることで、住みやすさはグッと高まります。
また、間取りに関しては、将来的にリフォームできるものもあります。
予算を超えてしまうようでしたらリフォーム可能な部分に関しては、優先順位を下げることも検討しましょう。
デザイン
自分たちが好みのデザインを取り入れることで、心地良い暮らしを叶えることができるでしょう。
長く住むならライフスタイルの変化に対応できるデザイン、というのも重要です。
例えば修繕費のことを考えて耐久性の高い外壁にしたり、老後の生活を考えてバリアフリーにしたりなど。
好みのデザインや事例を検索し、画像を見せて相談するとイメージがより伝わりますよ。
耐震性・断熱性
自然災害が多い日本では、災害に強く耐震性に優れた家を選ぶのも重要なポイントです。
また、断熱性のある高断熱タイプの家は初期費用が少し高くなりますが、少ない電気代で暖かさを保てるため、長期的に見ると電気代が安くなるメリットがあります。
床下や壁の中で結露も発生しにくくなるため、メンテナンスの費用を考えても重要なポイントです。
注文住宅の優先順位をつける際のコツ
注文住宅を建てるにあたって優先順位をつけることが重要だとわかっていても、どうやって決めれば良いか悩んでしまいますよね。
注文住宅の優先順位のつけ方にはコツがあります!
ポイントを見ていきましょう。
コツ①家を建てる目的・理想をはっきりさせる
闇雲にあれも良いな、こうしたいな、と思っていると叶えたい項目は増えていくばかり。
まずは、家を建てる目的・理想をはっきりさせましょう。
なぜ家を建てるのか、建てた家でどのような暮らしがしたいのか、当初の目的・理想を明確にすることで、何が必要なのか何を削除すべきなのかが見えてくるでしょう。
コツ②家族で意見を出し、すり合わせる
家族がそれぞれ、どんな希望があるのかしっかり話し合いましょう。
その際、家族の希望をそれぞれキッチン・収納など項目ごとに希望を書き出し、重複しているものがないかチェックします。
重複しているものがあれば、それは家族の希望が高いものとして、優先順位が上と考えると良いでしょう。
異なる意見があれば、話し合いをして折り合いをつけなければいけません。
そして出た意見には、「◎」「〇」「△」などの記号で優先順位をわかりやすくしておくと、話し合いをスムーズに進められますよ。
コツ③変えられないものの順位を優先する
先ほどご紹介したように、間取りに関しては将来的にリフォームできるものもあります。
どうしても優先順位をつけられないものに関しては、いずれリフォームできる部分は優先順位を下げ、変えることができないものは優先順位を上げるのがおすすめです。
そうすることで、後悔のない注文住宅を手に入れられるでしょう。
注文住宅を建てる際の流れや注意点は、下記のコラムでも解説していますので、あわせてご覧ください。
注文住宅づくりの優先順位を知って理想の家を手に入れよう
注文住宅づくりにおいて、理想の家を手にいれるためには、優先順位を考えて決めていくことが重要です。
優先順位は予算>土地>建物の順で、予算とは自己資金額と住宅ローンの融資額です。
予算が決まれば、土地、建物の順で検討します。
エリアを決める際の重要なポイントとして、交通・周辺施設の利便性、教育施設や子育て環境、治安・土地の安全性、将来的な環境の変化があります。
さらに、立地・環境条件の形状・方角・地盤も重要なポイントです。
建物に関しては、間取りやデザイン、耐震性を重視するポイントとしている方が多いですよ。
そして家を建てる目的を明確にすると、必要なものと不要なものがわかり、優先順位が決まりやすくなります。
間取りを考える際には、家を建てる目的・理想をはっきりさせ、家族の意見を聞きながら優先順位の取捨選択をしていくとスムーズにいきます。
どうしても優先順位をつけられないものに関しては、リフォームなど変えることができないものを優先すると決めやすいですよ。
予算があるため、全ての希望を叶えるのは難しいですが、優先順位を決めて、家族の希望ができるだけ詰まった理想の家を手にいれましょう!
札幌・旭川・苫小牧・室蘭の注文住宅なら、ぜひイワクラホームにご相談ください。