ニッチとは?家のどこに何を飾るか、活用アイデアをご紹介!
こんにちは。イワクラホーム道央支店の平野です。
おうちの収納やインテリアにはいろいろな方法やアイデアがありますが、今回はその中でも「ニッチ」について紹介します。
ニッチとは、壁の厚みを利用して作る収納や飾り棚のことです。
ニッチという言葉は聞いたことがなくても、モデルハウスやお友達の家で見たことがある方は多いと思います!
ニッチについての基礎知識やおしゃれな活用アイデア、イワクラホームでの施工事例などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
家をおしゃれに彩る「ニッチ」とは?
ニッチとは、壁の一部に作るくぼんだスペースのこと。
建物の構造や強度に影響のない場所に壁の厚さの範囲内で作ることが多く、大体奥行きが10cm前後のちょっとしたスペースです。
その小さなスペースを収納や飾り棚として活用します。
奥行があまりないので、インターホンやスイッチなどの機器をまとめるリモコンニッチや、お気に入りの雑貨を飾ったりするスペースとして活用するのがおすすめですよ。
奥行をもっととりたい場合には、構造的に必要な壁厚よりも壁を厚くすることで奥行があるニッチをつくることができます。
壁から出っ張らないので、見た目もスッキリ。
ニッチの内側にアクセントクロスやタイルを入れることで、壁面のアクセントとしてもおしゃれに飾れます。
ニッチはどんな場所に何を飾る?活用方法やデザインのアイデア
ニッチは、飾り棚を置くスペースがないような狭い場所でも設置できるのが魅力です。
玄関周りやキッチン、トイレ、洗面所、廊下などに設置するケースが多いですよ。
たとえば、こんな使い方のアイデアがあります!
玄関の便利スペースとして活用
家の鍵や自転車の鍵、手袋など外出時に必要となる細かいものをまとめて置くスぺースに。
定位置を決めれば細かいものも整理しやすく便利です。
飾り棚として活用
お気に入りの雑貨や写真などをディスプレイして楽しむ、飾り棚として活用することも多いです。
家族の記念写真を沢山飾られているご家庭も多いです。
リビングはもちろん、廊下や階段の壁面に作ればギャラリーのような雰囲気にも。
スイッチや機器類をまとめる
インターホンや照明のスイッチなど、壁に設置する機器をニッチにまとめるというアイデアもあり!
壁側にへこんでいるので室内の雰囲気を壊さず、生活の邪魔にならないこともメリットです。
こちらの事例では、背面にマグネットボードを貼っているので、メッセージボードとしても活用できます。
アクセントクロス、デザインタイル、間接照明などで飾る
ニッチは収納スペースとしてだけではなく、壁面のアクセントとしても活用できます。
おしゃれな壁紙やタイルを貼ったり、間接照明を入れたり。
小さなスペースなので、思い切ったデザインでも素敵にまとまりますよ。
「ニッチをどこに作る?何を飾る?」と、わくわくしてきますよね。
イワクラホームでのニッチの施工事例についてもご紹介しますので、ぜひ実際の活用方法も見て参考にしてください!
事例① 札幌市 O様邸
玄関に作ったニッチです。
北欧柄のアクセントクロスを貼り間接照明を入れて、おしゃれな雰囲気に。
デザイン性の高いクロスや照明がお好きなO様ご家族の、こだわりの玄関になりました。
事例② 札幌市 I様邸
ソファ裏に設けたニッチスペースは、季節を感じるディスプレイに。
飾ることが大好きな奥様のお気に入りのスペースです。
この壁は構造上必要な壁だったので、ニッチ分壁を厚くして作っています。
キッチンにはスパイスを置くためのニッチも設けています。
事例③ 旭川市 A様邸
奥様のリクエストで、キッチン前に横長のニッチを!
テーブルの上にものを置かずに、すっきり過ごせますね。
通常よりも奥行のあるニッチを作るため、キッチン前の壁は通常よりも厚くしています。
事例④ 恵庭市 E様邸
玄関、リビング、階段と色々な箇所にニッチを設けて家族の写真や小物を飾っています。
事例⑤ 室蘭市 M様邸
キッチン前にスパイスニッチを設けた例です。
調理スペースにあると便利なスペースでご要望の多いニッチです。
事例⑥ 既成品の活用例
壁厚を利用して既製品を埋め込んで使用する商品も多数あります。
こちらはアイカ工業製のマガジンラックです。
こちらは、ウッドワンの書棚(フロアタイプ)を採用しています。
スパイスニッチにも既成品があります。
アイカ工業から「スクエアニッチ」という商品が発売されています。メラミン化粧板貼なので、お手入れも簡単です。
家にニッチを作る際のポイントや注意点
おしゃれな飾り棚、ニッチを作るときの注意点を3つご紹介します。
①ニッチを作れる場所を確認
ニッチは壁のどこにでも作れるわけではないので、予め確認しましょう。
奥行のあるニッチを作りたい場合は壁厚を厚くする必要があるので、着工前に決めておきましょう。
②収納スペースにするなら動線上に設置
ニッチを収納スペースとして使うなら、動線を考えた配置が必要です。
使う場所やその動線上に配置しないと、かえって不便になってしまいます。
スイッチや機器類をまとめるなら、配置にも注意。大きさがまちまちなので、高さをそろえる。横のラインを揃える。などどこかに基準を設けるとスッキリと配置しやすいですよ。
③多用に注意
ちょっとした収納やアクセントとして活用できるニッチですが、あくまでワンポイントとしてがおすすめです。
アクセントも多すぎると、全体のまとまりがとれなくなってしまいます。
たくさんのものを収納したいのなら、ニッチとは別にしっかりと収納スペースを作った方が良いでしょう。
まとめ
ニッチとは、壁にへこんだスペースを作って収納スペースにしたり、飾り棚にしたりするもの。
壁面のワンポイントとして上手に活用すれば、細かいものをすっきり収納したり、単調なスペースを華やかに飾ったりすることができます。
アクセントクロスやタイル、間接照明などで照らしても素敵ですね。
ニッチは基本的には家の構造や耐震性に影響がない壁、空間分の厚さがある部分にしか作ることはできません。
どうしても作りたい箇所はその分壁を厚くすることで制作可能な場合もあるので、問い合わせてみましょう。
家のどこに作ることができるのか、どこに作ればアクセントとして効果的なのかを考えて検討してみてくださいね。
イワクラホームの施工事例もぜひご参考ください!
ニッチを活用したおうちもたくさんありますよ♪