新築住宅の書斎間取り例をご紹介!つくる際のポイントや施工事例も
こんにちは。イワクラホーム旭川支店の開本です。
テレワークが増えたり、自宅で趣味の時間を楽しむ機会が増えてきている方も多く、書斎を設けたプランの人気が高まっています。
しかし、ひと口に書斎と言っても、その配置や広さなどはさまざまです。
今回のコラムでは、新築住宅に書斎をつくる際の間取りや広さについて解説。
書斎を作る際に押さえておきたいポイントや、イワクラホームでの書斎プランの施工事例もご紹介します。
書斎にはどんなタイプがある?
以前は書き物や読書、ちょっとした作業などをするためのスペースとして、新築住宅に「書斎」をつくる方が増えています。
そのほか、趣味や1人の時間を楽しんだり、最近増えてきたテレワークで仕事をしたりするスペースとして活用している方もいらっしゃいます。
書斎の間取りは3種類に大別
書斎の間取りは、大きく分けて「個室タイプ」と「オープンタイプ」「セミクローズタイプ」の3種類。
1「個室タイプ」
扉でしっかりと閉ざされており、生活感や生活音などから切り離されて仕事や作業に集中することができます。
リモート会議にも向いている間取りですね。
例:主寝室から出入りできる2.5畳の書斎(置き家具で書斎をつくった例)
予めカウンターや本棚を造作する以外にも、引き出し付のデスクを置いたり、市販の本棚を設置したりした方が安価な場合もあるので、ご予算や用途に合わせてご相談ください。
2「オープンタイプ」
リビングや寝室の一角、共有スペースのホールなどにカウンターや、置き家具を設置して書斎スペースとしたもの。
パーテーションや収納家具などで仕切りをつければ、半個室の状態にもできます。
家事の合間や、家族の気配を感じながら作業ができるのがオープンタイプの間取りのメリット。
リビングの一角にデスクを設置する、寝室の奥にデスクを置いて本棚で仕切る、階段下のスペースを活用する、スキップフロアにデスクを置くなどのアイデアがありますよ。
例:主寝室の一角にカウンター・棚を設置した例
例:1階とも2階ともつながるスキップフロアの中2階にカウンター・マグネットボードを設置した例
3「セミクローズドタイプ」
扉は設けていないけれども、壁などで一部を区切っているタイプです。
完全に閉ざされてはいないので、ほどよく家族の気配を感じながら集中もしやすい間取りです。
例:キッチン横に設けたパントリー兼書斎コーナー
キッチン側には壁がないので、調理の合間に作業がしやすい間取りです
広さは最低1畳程度の小さいスペースから可能
書斎は1畳程度のスペースから、つくることができます。
とくにオープンタイプの書斎スペースなら、デスクとイスを置きさえすれば書斎に早変わり。
限られたスペースを上手に活用した書斎つくりが可能で、仕切られていなければスペースが小さくても圧迫感はありません。
個室タイプの小さな書斎はまるで秘密基地のようでワクワクしませんか?
狭い空間だからこそ集中しやすいということもあるでしょう。
2畳程度のスペースが確保できるなら、作業しやすい広めのデスクと、本棚などの収納スペースもしっかり確保できます。
個室タイプの書斎で、よく採用される広さです。
3畳以上の広い書斎なら、趣味の道具やコレクションを置いて趣味部屋として活用したり、家族と一緒に作業をしたりと、仕事や作業以外にも活用の幅が広がります。
また、ソファなどを置いて、疲れたときにひと休みするくつろぎスペースをつくることもできるでしょう。
新築住宅に書斎をつくるメリット・デメリット
新築住宅に書斎をつくるメリットは、仕事や作業を集中して行うスペースが持てることです。
働き方の多様化から在宅勤務や在宅ワークをされる方も増えてきましたので、書斎があれば集中して仕事ができますね。
完全個室の書斎ならオンオフの切り替えやセキュリティの管理などもしやすいですし、最近増えてきているweb会議の場でも、自宅の様子や生活音が入り込む心配もありません。
オープンタイプの書斎の場合でも、専用のワークスペースがあることで作業効率がアップ。
ちょっとした作業だとしても、リビングテーブルにパソコンや書類を広げるよりもすぐに作業に取りかかれますし、食事のたびに片付けなくてよいのも楽ちんです。
また、書斎は仕事だけでなく趣味スペース、プライベートスペースとしても使えるのも魅力。
趣味の道具を置いたり、好きな音楽や動画を楽しんだりと、1人の時間を過ごすことができます。
ただし、書斎の設置には限られた空間の中に書斎を設置するので、そのほかの空間が狭くなってしまう可能性がありますのでご注意下さい。
しかし、それを防ぐために書斎を小さな空間にすると、今度は使い勝手が悪く、結果的に使われないデッドスペースになってしまうことも。
ほかのスペースを割いてまで書斎をつくったのに、結局使われないのではもったいないですよね。
逆にあまりに居心地が良すぎて書斎にこもりきりになってしまうと、家族とのコミュニケーションが希薄になってしまう可能性もありますので、程よい広さと用途をしっかり話し合って計画しましょう。
書斎をつくる際のポイントは?イワクラホームの施工事例も参考に!
限られたスペースの中で使い勝手の良い書斎をつくるには、何をするためのスペースなのかを具体的に考えてプランニングするのがポイント。
在宅勤務で集中して仕事をしたいから個室が良い、家事や子育ての合間に細切れで作業をしたいからリビングの一角につくりたい、個室まではいらないけど生活感が目に入ると集中できないから寝室の奥につくろうなど、必要な間取りや広さを絞り込むことができますよ。
また、パソコンを使うなら、コンセントの位置や数、Wi-Fiの届きやすさ、配線の整理なども考えて設計したいですね。
仕事など長時間の作業をする予定があるなら、イスの座り心地ややデスクの幅・奥行き・高さなども重要なポイントになります。
イワクラホームの書斎のある注文住宅事例も参考に!
イワクラホームでも、書斎のある注文住宅施工事例がありますよ。
お客様の素敵な書斎プランをご紹介します。
札幌市 N様邸
2階ホールにオープンな書斎コーナーを設けました。
5畳のゆとりあるスペースにデスクと収納棚を設置。
収納棚にネット関係の機器を集約して他の部屋はスッキリ。
オープンな空間で家族の気配を感じながら作業されているそうです。
恵庭市 H様邸
2階廊下奥に、床に座るタイプの書斎を設けました。
2.25畳のスペースに、ご夫婦の趣味の本やCDをたっぷり収納。
鍵付きの書斎にしたので、小さなお子さんが入ってきて本やCDでいたずらする心配もないそう。
ご主人のお仕事スペースにもなっています。
札幌市 K様邸
ご自宅でもお仕事をされるご主人の為に、2階に2畳の書斎を設けました。
壁はコンクリート調の壁紙で天井はブラックと落ち着いた色調でまとめられています。
名寄市 K様邸
自宅での仕事スペースとして主寝室にセミクローズタイプの書斎を設けています。
カウンターを低く設置し、座って使うスタイルです。
床材を畳フロアーにしているので、そのまま座っても脚が痛くならないそうです。
まとめ
書斎の間取りは、大きく分けて「個室タイプ」と「オープンタイプ」、「セミクローズタイプ」の3種類。
「個室タイプ」なら生活音などもシャットアウトして集中しやすいですし、「オープンタイプ」は部屋の一角に小さなスペースからつくりやすく、家事や子育ての合間にさっと作業もしやすいです。
「セミクローズタイプ」はほどよく間仕切りされながらも家族の気配が感じられ、仕事よりは趣味のスペースに向いているかもしれません。
最近は働き方の多様化やおうち時間の増加から、新築を建てる際に書斎をつくりたいという方が増えています。
書斎を検討する際には、その他の空間が狭くなる可能性があること、使い勝手が悪いとデッドスペースになりがちであることなどに注意しましょう。
どんな使い方をするつもりなのか、具体的に考えながらプランニングすることで、使い勝手の良い書斎がつくれますよ。
イワクラホームでも、新築住宅での書斎の施工事例がたくさんあります。
札幌・旭川・苫小牧・室蘭の注文住宅ならイワクラホームの家づくり事例をぜひご参考ください。