スキップフロアのメリットデメリットはここ!
こんにちは。イワクラホーム旭川支店の開本です。
「狭い土地でも、開放的な広い空間を持つ家を建てたい!」
今回はスキップフロアの特徴やメリット・デメリットについてご紹介!
スキップフロアを検討する際に特に気を付けたいポイントもお話します。
スキップフロアの構造や特徴とは?
スキップフロアとは、フロアの高さを半階層ずらし、各階の間に中間層をつくる間取りのことです。
スキップフロアの他に「小上がり」「ステップフロア」などと呼ばれることもあります。
1階と2階の間に作った場合は中2階と呼んだりもしますが、一般的には一つの階層に少し高さをずらしたフロアを作り、それを数段の階段でつなぐという形が多いです。
スキップフロアは段差を作ることで壁やドアを使わずに空間を仕切ることができます。
別のフロアとして区別しながらも連続性のある大きな一つの空間とすることができ、部屋を広く開放的に見せてくれます。
スキップフロアを上手に使うと、デッドスペースも収納などに有効活用することが可能!
現在の宅地事情にもあった形の間取りともいえます。
スキップフロアのメリットデメリットを紹介
中2階ができれば単純に家が広く使えますよね。
でもスキップフロアのメリットはそれだけではありません。
デメリットも含めて、順番にご紹介していきます!
スキップフロアのメリット
■空間を有効活用して広く使える・広く感じる
縦の空間を有効に活用し、狭い敷地でも開放的な空間を演出することができるのが大きなメリットです。
スキップフロアは段差を利用してフロアを仕切ることができます。
そのため壁やドアが必要なく、通常よりも広く感じることができるでしょう。
廊下が不要となるため、その部分を部屋にしたり、収納にすることも可能。
実際に活用できる床面積を増やすことができます。
狭小住宅にも向いている設計の方法です。
■家族の気配を感じながら、安心して暮らせる家になる
段差によってそれぞれの空間を仕切り、適度な独立性を作れます。
壁などでは仕切らない一つの空間のため、常に家族の気配を感じながら過ごすことができます。
段数の多い階段もないため、小さいお子さんがいるご家庭には安心の設計と言えるでしょう。
■日当たり&風通しも良好
家全体が一つの大きな空間になるため、日光や風を遮る壁が少ないです。
窓の位置を工夫することで、日当たりが良く風通しも良い家にすることができます。
■高低差のある土地をうまく活用できる
狭く傾斜がある土地に家を建てる時は、高低差でどうしてもデットスペースができてしまうもの。
低い場所にスキップフロアを作ることで、1階に満たない低い土地をガレージや収納などに活用することができます。
スキップフロアのデメリット
■建築費が高くなる可能性がある
フロアや収納を多く作ることができるので、その分同じ広さの一般的な住宅よりも建築コストが高くなってしまう可能性があります。
また、全ての建築会社で施工が可能とは限らないので、スキップフロアを設計・施工できる建築会社をしっかり見極めて選ぶ必要があります。
イワクラホームはこれまで数多くのスキップフロアの住宅の実績があり、安心してお任せいただけます。
■光熱費が高くなる可能性がある
家全体が一つの空間としてつながっているので、光熱費が少し高くなる可能性があります。
特に夏の冷房や冬の暖房は部屋が区切られていない分、一般的な住宅よりも負担が大きいかもしれません。
■プライバシーの確保が難しい
「家族の気配を感じられる」というメリットと対になっている部分です。
壁やドアで区切られていない部分が多いので、完全なプライベート空間は少なくなります。
空間が仕切られていない分、それぞれのフロアの音も他の部屋へ筒抜けになる可能性があります。
■段差が大きくバリアフリーの観点からは逆行
段差でフロアを仕切るということは、一般的な家よりも段差が多くなります。
足腰の悪い高齢者や車いすの方がいる家庭にとっては、段差の多い家は暮らしにくいものになってしまいます。
スキップフロアで失敗しないためのポイント
空間を有効活用して広く使えるのが魅力のスキップフロアですが、「家全体が仕切りのない一つの空間」であることでのデメリットや注意点があるのも確か。
スキップフロアの間取りを検討する時に失敗しないためには、下記のようなポイントを確認しましょう!
スキップフロアの施工実績がある建築会社に依頼
スキップフロアは特殊な設計方法のため、どこの建築会社でも設計・施工ができるとは限りません。
スキップフロアの施工実績が豊富な建築会社へ依頼するのが安心です。
また、複雑な設計となるため、一般の方が平面の図面だけで間取りを理解することは難しいです。
模型や内観パース、施工実例写真などで間取りの確認をすることをおすすめします!
イワクラホームの場合、施工実績が豊富にあるので、様々なバリエーションのスキップフロアの実例写真をご確認いただけます。
ライフスタイルを長い目で見た間取りで
今は良くても、子供が成長してプライベートスペースが必要になったり、高齢になって足腰が悪くなったりなどライフスタイルは変わっていきます。
「壁が少なく段差で仕切る開放的な空間」というスキップフロアの特徴が、デメリットになってしまう場合もあるでしょう。
メリットも多いスキップフロアですが、年月が経った時のライフスタイルまでをイメージした上で、工夫をした間取りを検討しましょう。
自治体の法令もチェック!
自治体によっては、スキップフロアも一つの階としてカウントする場合があります。
スキップフロアも1つの階とみなされると、2階建て+スキップフロアのつもりが法令上は3階建て、4階建ての家とみなされてしまいます。
そうすると建物の資産価値が上がり、固定資産がアップしてしまうこともあります。
この辺りに関しても、建築会社とよく相談・確認をするようにしましょう。
まとめ
縦の空間を上手に活用してプラスαの空間を作り出すスキップフロアの間取り。
デッドスペースを減らして家を広く使えるのはもちろん、壁やドアなどで仕切らないので、独立したスペースを作りながらも家を広く見せることが可能です。
家が一つの空間のイメージで日当たりや風通しも良く、家族の気配を感じながら安心して生活することができるのがメリット。
狭い土地や傾斜のある土地に家を建てる時には、デッドスペースを生かせる有効な設計方法ともいえます。
ただし、同じ広さの住宅を建てる場合と比較してスキップフロアは建築費が高くなってしまう場合があります。
特殊な設計方法のため、どこの建築会社でも設計・施工が可能とは限らず、スキップフロアの施工実績がある建築会社に依頼するのがおすすめです。
また、空間を開放的に広く使えるのが魅力のスキップフロアですが、プライバシーやバリアフリーの観点では逆行している部分もあります。
将来的に子供が個室を欲しがったり、足腰が悪くなって段差が辛くなったりする可能性も考え、ライフスタイルの変化も見越した間取りを検討するのが良いでしょう。
イワクラホームではお客様のライフスタイルに合ったお住まいをご提案します。
スキップフロアの新築住宅はこちらをご覧ください。
また、スキップフロアで実際に建築したお客様の実例は、注文住宅実例をご覧ください。