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リビング階段は寒い?メリットデメリット、寒さ対策まで徹底解説!

2020.02.17

開本 義治(ひらきもと よしはる)

旭川支店 開本 義治(ひらきもと よしはる)


こんにちは。イワクラホーム 旭川支店の開本です。

 

リビングを通って2階に行く間取りとなる、リビング階段。

イワクラホームのお客様にも人気のある設計で、近年のお客様はほぼほぼリビング階段を取り入れられています。ですが、「リビング階段は寒い?」と思っている方もいらっしゃると思います。

 

今回はリビング階段の寒さ対策についてのお話です。

リビング階段はどうして寒いといわれるのか?という理由から、リビング階段のメリットやデメリットも交えつつ、リビング階段の寒さ対策やイワクラホームの断熱設計などもご紹介します。

ダイニングルームの階段

 

 

リビング階段は寒いイメージだけど、実際はどう?

リビング階段とは2階へ続く階段が廊下ではなくリビングに設置されている設計を指し、
「リビングイン階段」と呼ばれることもあります。

 

2階へ行くためには必ずリビングを通る間取りとなっているので、家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが密になると言われ、人気の高い設計です。

 

「リビング階段の間取りは寒いのでは?」という疑問を感じる方もいらっしゃるようで、建物の性能や、プランによっては確かにリビング階段があることで寒くなってしまう可能性もあります。

 

でも、リビング階段が寒い理由を理解できれば、寒さを防ぐ対策も可能です!

次で寒さ対策のポイントを詳しくご紹介していきますね。

 

 

リビング階段のプランでも大丈夫!

リビング階段でも暖かく過ごすコツとして、以下の3つがポイントになります。

特に最後の「断熱性能」は重要ポイントです!

 

① 設計時に階段の位置をしっかり検討する

リビングに冷たい空気が入り込まないよう、玄関とリビングの間にリビングドアをしっかり設ける、玄関とリビングドアは一直線にならないように設計するなどの設計時の配慮が大切です。

また、2階の窓の位置も重要です。階段真上に窓があり、窓下の暖房がない場合、コールドドラフトと言われる窓ガラスに触れて冷たくなった空気が、階段に沿って1階に降りてくるので寒くなる可能性があります。

2階の窓の位置や、暖房の位置もしっかり検討し、コールドドラフトを防ぎましょう。

 

 

② 空気を循環させる

空気の流れを遮断するのではなく、逆にしっかり循環させて2階へ逃げた暖かい空気をリビングへ戻す、足元の冷たい空気を2階へ送るというのも一つの方法です。

サーキュレーターやシーリングファンなどを活用することで実現可能です。

シーリングファン

 

 

③ 断熱性能・気密性能の高い家にする

もっとも重要なポイントです。家の寒さ対策には何といっても家の断熱性能・気密性能がカギを握っています!

イワクラホームの注文住宅では、外壁には従来のツーバイフォー材よりも壁が熱く断熱性の高いツーバイシックス材を使用

断熱性能

ハイクオリティ仕様では内側・外側に2種類の高性能断熱材を使用した内外ダブル断熱を採用し、省エネルギー基準で求められている基準より4割以上も高性能な断熱性を実現しています。

 

もちろん、暖かい空気を逃さないよう、気密性能もしっかりしています。

実際の気密測定値をまとめた下記のグラフからも高い気密性能を実現しております。

気密性能

実際に、リビング階段を取り入れているイワクラホームのモデルハウスなどでご体感いただけますが、しっかりとした断熱性・気密性能で暖かさを閉じ込めているので、1階は暖かく、さらに1階の暖かさが2階に伝わり2階の床はほんのり暖かく、「床暖房ですか?」来場された方に聞かれることも珍しくありません。

 

 

リビング階段のメリット・デメリットも知って検討しよう

リビング階段

リビング階段には寒いというマイナスイメージ以外に、さまざまな良い点も沢山あります。

 

リビング階段のメリット

・2階へ行く時に必ずリビングを通るので、家族のコミュニケーション機会が増え、会話が増える。

・開放感がありリビングが広く見える

・オシャレな階段も映える

N様邸 実例

注文住宅実例case30 N様邸

・階段下収納をリビングの収納として利用できる

N様邸 実例 2

<注文住宅実例case27 N様邸

・1階と2階がつながり、家族の気配が感じられる

・スキップフロアの中2階をつくることができる

中2階のスキップフロア

<モデルハウス施工事例/中2階のスキップフロア>

 

2階に行くときに必ずリビングを通る設計となっているリビング階段は、家族が顔を合わせる機会が自然と増え、コミュニケーションが密になると言われています。

特にお子さんのいる家庭で取り入れられることが多いです。

 

オープンなデザインの階段だと空間に広がりができ、リビングが広く見えるという魅力もあります!

オシャレな魅せるデザインのスケルトン階段なども、リビング階段ならではですね。

 

階段の下の空間を収納スペースにし、色々な物があるリビングの収納として活用できるのもメリット。

 

イワクラホームで多く事例がある「スキップフロア」もリビング階段ならではのプランで、階段、中2階を通じて1階と2階の空間をつなげています。

 

 

リビング階段のデメリット

・リビングの音や匂いが2階に届きやすい

・来客と顔を合わせやすい

・子供が成長した時に気になる可能性がある

 

2階とリビングの距離が近いので、リビングでの話し声や食事のにおいが2階の部屋に届きやすいのはデメリット。

例えば受験生がいる家庭などは気になってしまうかもしれません。

ただし、階段入口に「仕切りをつける」という対策で、この点はクリアできるでしょう。

 

来客があった場合も2階に行くためには必ずリビングを通らなくてはいけないので、ちょっと恥ずかしいと思ってしまう場合もあるかも。

子供が成長した際には、そういったコミュニケーションが面倒、照れてしまうという意見もあるようです。

このあたりは個人差もありますし、大人になったら家から出て自立してもらうという方針の家もありますので、人によってデメリットに感じるかどうか違いが出やすい部分でもあります。

 

 

まとめ

リビング階段とは、2階へ続く階段が廊下ではなくリビングに設置されているものです。

2階へ行くためには必ずリビングを通る間取りとなっているので、家族が顔を合わせる機会が増えコミュニケーションが密になると、人気の設計のひとつです。

 

一方で、リビングと2階がつながっているので「寒いのでは?」と気にされることも多いです。

確かにリビングの温かい空気が2階に上がり、2階の冷たい空気がリビングに降りてきてしまうと寒くなってしまう可能性もあります。

しかし、階段のデザインに配慮をしたり、暖かい空気を循環させる、玄関からリビングへの冷気の吹き込みを防ぐ間取りにするなど寒さ対策は可能です。

 

寒さを防ぐために「断熱性能」も重要ポイントになりますが、イワクラホームの注文住宅では、暖かく快適な室内環境を実現しています!

 

リビング階段には他にもメリットいっぱいあります。

それぞれをしっかり理解して、ぜひ理想の家づくりを実現しましょう!

 

リビング階段や吹き抜けリビング、広々リビングなど、特徴的なリビングが豊富なイワクラホームの注文住宅実例もぜひご覧ください!

 

 

この記事を書いた人

開本 義治(ひらきもと よしはる)

開本 義治(ひらきもと よしはる)

住宅事業部次長・旭川支店支店長。経験年数36年以上(東京都で12年間、北海道で24年間)。二級建築士。
ツーバイフォー工法の設計を専門としており、実際に施工された担当物件は450棟以上。狭小住宅、平屋、3階建、2世帯住宅、アパートなど幅広いご要望に対応した空間づくりをお手伝いさせていただきます。

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