ガレージハウスのメリット・デメリットをご紹介!対策や注意点も
こんにちは。イワクラホーム旭川支店の開本です。
住宅内にガレージを組み込んだガレージハウスは、車がお好きな方、車のセキュリティをしっかり守りたい方、ガレージ兼作業場所が欲しい方の憧れの住まいです。
今回のコラムではガレージハウスの特徴やメリット、デメリットと対策について解説します。
イワクラホームのガレージハウス施工事例もあわせてお伝えしますね。
車が好きな方はとくに必見です!
ガレージハウスとは?どんな特徴やメリットがある?
ガレージハウスとは、建物にガレージ(車庫)が組み込まれた設計の家のこと。
インナーガレージやビルトインガレージなどと呼ぶこともあります。
建物の構造では、土地の寸法や車の台数にもよりますが、1階にガレージと玄関などの居住スペースがあり、メインの居住スペースは2階以上に持ってくる場合が多いです。
ガレージハウスのメリットは大きく3つあります。
【メリット①】建物と駐車スペースが近く、移動が楽
ガレージハウスは建物と駐車スペースが近く、家と車との行き来が楽です。
ガレージから直接家につながっている設計となっているため、車から降りたらそのまま家の中に入れるので、雨の日も濡れずに移動することができます。
【メリット②】愛車を守れる
ガレージハウスの場合、愛車を汚れや傷、犯罪などの危険からしっかり守ることができます。
屋外の駐車スペース、簡易的な屋根が付いているカーポートの場合は、雨風や紫外線を完全に防ぐことはできません。
しかし、ガレージハウスなら愛車は屋内のガレージに保管できますし、シャッターを閉めれば盗難やいたずらなどの心配もなく、セキュリティもバッチリです!
【メリット③】ガレージ以外の用途にも使える
ガレージを趣味部屋や作業スペースなど、ほかの用途にも使えることもメリットのひとつです。
車関係の荷物やグッズをたくさん収納したり、作業台を置いてDIYを楽しむスペースにしたり、子どもやペットと遊ぶスペースにして家族で楽しむ場所にしたりと、使い方は自由。
室内でもなく完全に屋外でもない、自由な発想で自由に使える空間が生まれます。
とくに車好きな方にとって、ガレージハウスはワクワクするプランニングではないでしょうか?
車関連のグッズをショールームのようにディスプレイしたり、車を室内から眺められる窓を設置したり…。
ガレージハウスは車の利用が便利になるだけではなく、愛車との生活がより楽しくなる家なのです。
ガレージハウスのデメリットと対策
「よし! ガレージハウスにしよう!」そう思った方、ガレージハウスにはデメリットもあります。
ガレージハウスならではのデメリットについても知ってから検討してみてくださいね。
【デメリット①】コストがかかる
同じ広さの建物を作る場合、ガレージハウスにするほうが建築コストが高くなります。
ガレージハウスは1階をガレージとして広い間取りをとるために、建物の強度を高める対策が必要だからです。
ただし、車を所有している場合、建物とは別に駐車スペースを確保するなら土地の購入費用がかかりますし、駐車場を借りるなら月々の駐車場代がかかります。
敷地内に駐車スペースを確保する余裕がないなら、駐車場を別に用意するコストと比較しながら、ガレージハウスにするか検討してみても良いと思います。
【デメリット②】間取りに注意が必要
ガレージハウスでは建物1階部分は多くのスペースをガレージが占めることになります。
玄関や廊下の位置、1階の間取りなどもガレージがある分、ある程度限定されてしまうでしょう。
ガレージハウスにしたことにより、生活スペースが極端に狭くなったり不便になったりしないよう、間取りや生活動線に工夫が必要です。
ガレージハウスは、リビングを2階に作るプランがおススメです。
2階リビングは日当たりや風通しが良く、快適で過ごしやすいリビングにすることができま
す。
【デメリット③】騒音や排気ガスに注意が必要
同じ建物内にガレージと生活スペースがあるので、車の出し入れやエンジンをかけたときの騒音・排気ガスにも注意が必要です。
寝室はガレージから離れた場所へ配置する、シャッターは開閉に音が少ないタイプを選ぶ、ガレージ内に換気扇を設置するといった工夫を忘れずに。
また、換気扇があっても、締め切ったガレージ内で長時間暖機運転をすることは危険です。
暖機運転をする際には、必ずシャッターを開けて換気するようにしましょう。
ガレージハウスを作る際の注意点
実際にガレージハウスを作る際には、こんなポイントに注意してください。
ガレージの大きさ
ガレージを大きくするほど、生活スペースが削られます。
かといって、小さなガレージでは車を停めにくい、大きな車に買い替えたら入らない、なんてこともあるかもしれません。
ガレージを作ってしまってからサイズを変更することは難しいです。
設計時には、駐車する車の車種や台数を考慮し、将来車を買い替える可能性も想定しながら大きさを決定しましょう。
ガレージ内の設備
ガレージを趣味部屋のように使うなら、ガレージ内の設備にもこだわってみましょう。
ガレージとして必要な設備には、換気扇や照明があります。
そのほか、作業台、収納棚、作業灯、水道などを設置するかどうかや内装などは、「ガレージでどんなことをしたいか」「ガレージをどう活用したいか」を想像しながら、考えてみましょう。
また、ガレージのシャッターは利便性を考えると、電動式の自動開閉シャッターが断然おすすめです。
ガレージの大きさと固定資産税の関係
建物の固定資産税は、建物の価値や広さから算出されます。
ガレージハウスではガレージスペースも建物の一部ですので、ガレージがあることによって建物が大きくなれば、固定資産税が高くなる可能性があります。
ただし、建築基準法により「自動車車庫等部分(ガレージ部分)が建物の床面積の合計(延べ床面積)の5分の1を限度として延べ床面積に算入しない」という緩和措置があります。
ガレージのサイズを決めるときは、車が駐車できるサイズかどうかとともに、延べ床面積に対するガレージの大きさの割合についてもチェックしてみましょう。
建物の全体大きさが同じでガレージハウスとそうでない家を作るなら、ガレージのサイズを延べ床面積の5分の1未満に収めた場合、ガレージハウスのほうが固定資産税が低くなります。
イワクラホームのガレージハウス事例も参考に!
イワクラホームでもガレージハウスの施工事例がありますよ。
「長年の夢をかなえた」というお客様の、素敵なガレージハウスプランをご紹介します。
旭川市 A様邸
車好きのご主人の「室内からも車を眺められる家にしたい」という長年の希望をかなえたガレージハウスプラン。
2台分のカーポートに加え、電動シャッター付きのビルトインガレージを設置。
ガレージ内部はコンクリート調クロスでスタイリッシュに仕上げています。
ガレージの中には愛車の「日産スカイラインR34 GT-R」が格納され、ガレージ奥の趣味部屋からつながる全面窓や玄関ホールに設置した大きな窓から、ボディ全体を眺めることができます。
A様の理想は「リビングから車が見える家」だったのですが、間口に対して奥行きが長い敷地だったため、「1階をリビングにするとリビングの陽当たりが悪くなってしまうかも」と考え、2階リビングのご提案をさせていただきました。
その結果、2面から光が入る明るい2階リビングが完成。
2階にLDK、子ども部屋、水回りも集めているので階段を上がると、まるで平屋に暮らしているかのような便利な暮らしが実現できました。
まとめ
ガレージハウスとは、ガレージが建物内に組み込まれたつくりの住宅のこと。
インナーガレージやビルトインガレージなどと呼ばれることもあります。
土地の寸法や車の台数にもよりますが、住宅の1階がガレージと玄関、2階がリビングなどの生活スペースとなっている場合が多いです。
ガレージハウスは駐車スペースと住まいが近く、家と車との行き来が便利なことや、屋内の屋根や壁がある車庫で愛車をしっかり守れることがメリット。
ガレージを収納スペースや趣味の空間、作業場所、家族で楽しむ場所などとして、ガレージ以外の用途にも使うことができます。
「建築コストが高い」「間取りや動線に工夫が必要」「騒音や排気ガスに注意が必要」といったデメリットについても知ったうえで検討してみてはいかがでしょうか。
車の利用が便利で快適になるだけでなく、愛車との毎日が楽しくなる、それがガレージハウスでの生活です!
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